結婚式の立ち振る舞い

最近ではいかにもリゾート婚という記念写真ではなく、自然なポーズを希望するカップルも多くなりました。そ の場合に気をつけたいのは、「セクシーになりすぎ ないようにする」ということ。例えば、カメラマンか ら「顔を寄せて」という指示があった場合、互いの額 をつけるとキュートな感じになりますが、頬をつけ ると、とたんにセクシーになります。腕の位置、目線など、ささいなことで印象が大きく変わるので気をつけてください。 ふたりが並んで立つときに気をつけた いのは、「真正面を向いて並ばない」とい うこと。お互いが自分の内側の肩を引 き、その肩が少し重なりぎみなくらいに します。花嫁は花婿よりやや後ろに引く こと。ふたりともあごを少し引 くようにすると、キリッとした印象になります。

背筋を伸ばして胸を張ると、自然 に肩が引けて漂々しい印象になります。 肩だけを引くとおなかがぽこん と出てしまうので気をつけて下さい。 両足が花嫁のスカートに隠れる と不自然になりますから必ず片足を出すこと。手袋は花嫁がいる側の反対の手で、指先を10cm ほど前に出して持ちましょう。 花嫁はドレスの大きさがあるため、ふたりで真正面を向 いて立つと、大柄な印象を与えてしまいがちです。かとい って肩をあまり後ろに引きすぎると、花婿の陰に隠れて しまって不自然なので気をつけて花嫁は花婿よりも数cmくらい後ろに立つようにするとバランスがよくなります。
力ジュアルショツトでは手をつなぐシーンも多 いものです。そんな場合は、花婿が花嫁の手を迎え てあげるのがきれいです。これが反対になり、 女性の手が前に出てしまうと、花嫁が花婿を リードしているような印象を与えてしまいます。

まずは基本の 立ち居振る舞いを マスターしましょう。 シチュエーション別に入る前に、まずは「立つ、座る、歩く」といった 基本的な立ち居振る舞いをマスターしましよう。美しい立ち姿の決め手は、足の位置に あります。まず、足のくるぶしの内側 が触れるように立ち、そのままほんの 少し、片方の足だけを前にずらしま す。つま先は30度くらい開いて、両 脚の膝が離れないように立つ、いわゆる「モデル立ち」が基本です。ミニ ドレスでは「O脚立ち」すると、とたんに子どもっぽく見えるので要注意です。結婚式の様々なふるまいを勉強して海外挙式に臨みましょう。