ベールとドレス

ベールとドレスのバランス

ベールの長さはロング、ミディアム、ショー卜の3つにわけられます。ロングベールはどんなデザインのドレスにも似合います。トレーンの長さよりもベールのほうが長くなるか、同じくらいの長さにするようになるといいでしょう。ミディアム丈のベールはスレンダータイプやミニ&ミティ丈のドレスと好相性です。そしてショートベールは可愛らしい印象になるので、エンパイアドレスや披露宴のお色直し、二次会スタイルにおすすめです。

バリ島での結婚式の入場時にはフェイスベールを下ろした状態にします。これは顔をおおうことで、他人と壁・垣根をつくるという意味があるのです。そして花婿によるベールアップのセレモニーで、夫となる人に結婚式で初めて顔を見せるということになります。ベールアップのセレモ二ーがあるので、当日あわてないためにも、マリアベールなどフェイスベールがないタイプをつけるのが可能かどうか、前もって式場lこ確認しましょう。

レースの種類

レースといっても種類はとても豊富です。いちばん多いのは、リバーレース。繊細さが特徴です。また金糸や銀糸を使ったレースもあり、さりげない華やかさを備えており、まるでそれはジュエリーのようです。また、厚みのあるコードレースはクラシカルな雰囲気と存在感があります。ドレスによく用いられるカットワークレースをあしらったタイプは、とてもゴージャス。ドレスとお揃いなら、統一感も生まれ、リッチで豪華な印象になります。

ベールの黄金バランス、ゴールデンポイン卜とは?

ベールスタイルがもっとも美しく見えるスタンダードな位置を、ゴールデンポイン卜といいます。横から見たときにあごから耳の上を結ぶラインの延長上にくる部分。このゴールデンポイン卜よりも後ろにつけると、モダンでスタイリッシュかつ大人っぽい印象になります。ゴールデンポイントよりも前につけると、フェイスベールの折り返し部分のタックにさらにふくらみをもたせることができるので、コージャスな雰囲気に。

パイピングベール

パイピングベールは、清楚で理知的な印象を花嫁から引き出してくれます。合わせるドレスは、ミカドシルクやシルクタフタなど、ハリのあるのが使われたものだと相性抜群。お互いを存分に引き立てます。反対に、リズミカルで曲線的なラインのフリルベールは、フェミニンで繊細な雰囲気が持ち味。シルクオーガンジーやゾフトチュールなど柔らかな素材感のドレスを合わせて、軽やかに装いましょう。