税理士というのは、お金が関わることなので責任の重さも大きくなります。一方で、信頼感を得るとお金の話ができる相手として感謝されることも多くなります。経営者から「先生に出会えてよかった」と言われると、非常に嬉しいものです。
本当に感謝される仕事というのは、なかなか有るものではありません。税理士というのは、そんな中でも感謝される職業のひとつです。中小企業の社長さんというのは、同業者や従業員、取引先に対して情報を見せないものです。
お金に関してだと余計に見せることはないでしょう。そんな中でも税理士にはすべてを見せてくれます。もちろん全部見せなければ税金の計算はできませんが。そういったお金の情報というのは、経営状態を見せてくれます。
リスクも分かるし、人件費が高いとか、原価が高いといったことが分かりますし、そこからどう改善していけばよいかという話もできます。具体的な話ができるということで、税理士の仕事は責任も思いけれどやりがいもあるものです。お金にかかわる仕事なので、プレッシャーもあると思います。業績が悪いお客様は資金繰りなどで急な話も多くなります。
また、相続なども差し迫ったものがあったりします。まさに救急病院といったところ。もちろんだからこそやりがいを感じる税理士もいます。頼りにされるというのは、大変ですが税理士冥利に尽きるともいえます。また、税理士は最新情報を仕入れてお客様に流す必要があります。
中小企業の経営者は、税務に詳しい人はほとんどいません。最新情報というのも必要なのは判っていても、対応ができない場合がほとんどです。そういったところも税理士がきちんとアナウンスするのも中小企業を支えるということです。