皆さんは、発光する「きのこ」をご存知ですか?
このような質問をすると必ず質問を受けるのが、「発酵きのこ」との勘違いです。「発酵きのこ」は、以前、大ブームとなった発酵飲料である、「紅茶きのこ」です。懐かしく思われる人々もいらっしゃるのではないでしょうか?甘くて美味しいのですが、いつのまにかブームは消え去ってしまいました。
最近では、オーガニックフードショップなどで、おしゃれな飲み物として、みかける事もありますが、発光する「きのこ」と、「発酵きのこ」は別ものです。
今回は、発光する「きのこ」について、お話していきたいと思います。地球上には、まだ、私達が知り得ていないほどの、「きのこ」の仲間が存在しています。その中に、とても不思議な、発光する「きのこ」が確認されているのです。ツキヨタケ、シイノトモシビダケ、ヤコウタケなど、10種類以上の光るきのこが報告されているそうです。
本当に、不思議ですよね。現在、確認されている「発光するきのこ」たちは、暗闇でその姿をみつけると、緑色に発光しているのが、肉眼で分かるのだそうです。いつか、そのような「きのこ」と遭遇してみたいと思うのですが、その他にも、世界には、幻のきのこと言われる、不思議な「きのこ」たちは存在するようで、有名どころですと、古い時代では、季節によってその姿を変えていると考えられていた冬虫夏草がいます。
その名通り、夏は虫、冬は草として、永遠に蘇る不思議な生物として考えられていたようなのですが、その正体は「きのこ」であったのです。今では漢方やサプリとして用いられているため冬虫夏草をお手軽な値段で購入することが出来ます。発光する「きのこ」に関しても、その詳細は解明されていませんが、冬虫夏草にも多くの謎があるようです。
きのこは、水分が多く、すぐに腐ってしまうので、「きのこ」の歴史や起源を辿る為の古い化石などの発見が非常に困難なようなのです。もしかすると、皆さんが、きのこの研究に臨む事で、世界が驚くような発見がみつかるかもしれませんよ。