音楽をやっている人は多く、特にピアノを趣味にしている人は多いと言われています。一軒家なら問題なく演奏することができますが、賃貸マンション、アパートなどで生活をするときにはどうなのでしょうか。まず、賃貸であればほとんどの場合「ピアノ不可」とされています。そもそもピアノ自体が大きなもので床を傷つけてしまう可能性もありますし、防音設備がしっかりしていないと隣にも迷惑をかけてしまいます。では、電子ピアノでヘッドホンをつけて演奏する場合はどうなのでしょうか。
ヘッドホンをつけているので音が出ないと思うかもしれませんが、ピアノはそもそも鍵盤を叩いて音を出す楽器です。どうしても打鍵音を消すことができません。他にも、ペダルを踏み込んで音の長さを調整する必要があるので、足で踏んだ振動も伝わってしまいます。多少の音が出ることはもちろん、発生した振動がそのまま騒音被害として迷惑をかけてしまうのです。ピアノ不可の賃貸物件であれば、例え電子ピアノであっても契約違反として問題になってしまう場合も考えられるでしょう。
どうしてもピアノを演奏したいのであれば、ピアノ可・楽器相談可などの物件を探すか、防音室を借りるなどをして自室以外で演奏することを考えましょう。また、ピアノ可の物件であったとしても、演奏時間が制限されている場合があります。例えば、21時以降の演奏が禁止というような、夜間や早朝の演奏を制限するものが多いようです。とは言え、制限がされていないとしても、深夜に大きな音で演奏をしたり、ペダルを強く踏み込むことは避けた方が無難です。防音とは言え100%防げるわけではないので、近隣とトラブルにならないように意識をすることが大切です。