税理士として自分らしさを求めるというのは、お客様にどう向き合っていくかということでもあります。税理士の仕事は、大きく分けらたら、法人と個人となります。法人向けというのは、会社経営全般について相談に乗ることが主になります。
中小企業というのは、税金計算を社内でできる人というのはほとんどいません。そのため税理士が代わりに計算します。税金は利益がたくさんでているとたくさん払うことになります。月に一度は会社の利益を把握して、税金をどれだけ払うのかを調べます。
合法的に税金を安くする方法を考えてアドバイスします。こうした中で、税理士は会社の数字を理解しているので、経営者からの相談もありますし、お金のトラブルの解決などもやっていきます。
お金の話なので人間的な付き合いになることも多いものです。こういったとき、人生観が似ているとか、ゴルフが好きとか、好きな武将が同じとか、そういったちょっとしたことが信頼感につながったりします。
読書をするのも大切ですが、自分の中で好きなこと嫌いなことをはっきりさせておくのも、お客様との会話で大切だったりします。
税金に関していえば、節税の方法を伝授するにしても、正しい方法が相手に伝わるようにするときに、駄目なものは駄目と言えるかどうか、自分の正義というものをきちんと説明できるかどうかも必要になるといいます。
税金をできるだけ払いたくないという経営者や事業者も多いものです。ごまかせたらごまかしたいという人もいます。
正しい納税、正しい節税を納得してもらうのは、意外に難しいという税理士も少なくありません。これはキャリアを積むときに、意識して勉強することだという税理士もいます。