シンプルなドレスに合う大ぶりのダイヤモンドのネックレス、あるいはウェディングドレスに合わせるティアラの中央に、西洋梨のような形の大粒のダイヤモンドを見たことのある人は多いでしょう。
これはペアーシェイプと呼ばれるダイヤモンドです。大きなパーティーでもペアーシェイプを身につけていれば、会場全員にその輝きを知らしめることが出来るほど、美しく強い輝きを持つカット法になります。それだけダイヤモンドはすごいのです。また、ダイヤモンドのグレーディングで最も評価が難しく、価値に大きく関わってくるとされているのが、色を鑑定するカラーグレーディングです。カラーグレーディングには「マスターストーン」という比較用のダイヤモンドを使用。また、光源を均一にするため「ダイヤモンドライ卜」という照明の下で鑑別していきます。
グレードはD~Zに分けられ、最高の評価であるDのダイヤモンドは無色透明をしています。黄色みがかっていくにつれて評価が下がり、黄色のダイヤモンドがZとされます。
無色透明なダイヤモンドが最高級であると説明しましたが、ダイヤモンドにはピンクやブルー、グリーン、イエロー、ブラウンなど、「ファンシー・カラー・ダイヤモンド」と名付けられたキレイな色をしたダイヤモンドもあります。ファンシー・カラー・ダイヤモンドは通常のカラーグレーディングとは別の方法で鑑定されます。ピンクやブルーのファンシー・カラー・ダイヤモンドであれば、無色透明のダイヤモンドよりも高い価値があります。希少価値とそれぞれの石が持つ色の魅力度によって評価が決まってくるようです。結婚指輪にはピンクのダイヤモンドが合うと思いますが、グレードの高いため非常に高価になります。